好転反応(瞑眩めんげん)の実例|自然療法的とらえ方①

◆病気をきっかけに取り組んだ玄米食での食事療法

私が末期癌の母にまず一番に取り組んでもったのが食事を変えること、食事療法から始めました

こちらが『玄米ご飯と野菜いっぱい食べれるような食事に変えていこうね!』と言ったら

母が『えー、玄米なんていややー美味しい白米食べたいわー』というれ、のっけから受け入れられず私のテンションが急降下、母は食いしん坊で和食より洋食が大好き、高度成長期を生きた人なので日本の文化よりも海外から入ってきて改良された日本版洋食が大好きな人です。
そして、甘いモノも大好き。

どうやって玄米の良さを伝えようかな~と考え、やっぱり美味しいのを作って食べさせる、だなって思いました。

それで、わざわざ私が住んでいる大阪から和歌山の実家にフェスラーの圧力鍋を送り、母と兄嫁に実演販売ならぬ、デモンストレーション。

出来上がった玄米ご飯を食べて一言『美味しー!』そして、冷めても『美味しー!』という事で即、フェスラーの圧力鍋と無農薬玄米を兄嫁が注文してくれました。

すごくうれしかったです!
近所に住んでいる料理が大好きな兄嫁が、病気をきっかけに毎日母にご飯を届けてくれて感謝しかありません。

ほんとすごいありが心強いです。

◆瞑眩とは?食事を変えて起こった変化

しばらくすると母に変化がおこりました。瞑眩です。

ここで瞑眩とは何なのかご説明しますね。

瞑眩とは、好転反応(こうてんはんのう)のことで、もともとは東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと。反応の程度はさまざまです。

その、瞑眩といわれる好転反応なんですが、

ある日母はトイレで大きい方の用を済まし、二階に上がりしばらくしてから又一階に下りてきたとたんに異様な臭いがしたそうでホントに臭くて臭くてヘドロのような臭いだったそうで、臭いの発生場所確認に家中をぐるぐる探したそうで、なんと最後たどり着いたのがなんと、トイレだったのです。

自分が出した物が、考えられないほど臭かったのです。

こういう事は生まれて初めての出来事でした。

瞑眩反応の中には、吐き気がしたり、頭痛がしたり、下痢になったり、普段自分の弱点みたいなところが色濃く好転反応
としてあらわれる場合があります。

好転反応 症状はほかにも、ニキビ、眠気、湿疹、熱 などがあり、好転反応 期間はだいたい2日~3日といわれています。

しかし、この瞑眩といわれる好転反応については、このことを良く知っている先生か自身がよく勉強していて見識がある場合はよいですが、
わからないと、自然療法をやって身体の調子がわるくなった、病院行く⇒薬飲む、私には自然療法はあわない、という流れになり根本治療はむずかしくなる一方です。

自分で学び、瞑眩 乗り越えるだけの見識をもちたいものです。

◆自然療法の療法、瞑眩(めんげん)身体の大掃除

これは、玄米食に変えることによって今まで溜め込んでいた不要なものが、かきだされて全て排出されたんだなとおもいました。

ようするに、体内デトックスがされたのです。

まあ、まだまだ溜まっているとは思いますが、とりあえず初期の段階のデトックスが瞑眩としてでたと思います。

自然療法では、この瞑眩(めんげん)反応を経過して好転していく場合が多いのです。

瞑眩(めんげん)というと難しい言葉ですが、『好転反応』『転換期症状』と言うとわかりやすいですね。

自然療法を始めていくと体のつまりがとれ神経が働きだし、身体の流れが良くなるんですよ、これに伴い栄養がまわり細胞に活力が出てきて身体に力が湧きます。

自然療法をしていくと、良くなったり悪くなったり、これを繰り返しながら良い方向に向かっていくことが多いです。

食事療法を始め、びわ温灸やその他の自然療法を続けていくと血液が浄化され長年身体の中に詰まっていたヘドロのような老廃物が排出しだします。

それが、身体の大掃除の始まりです!

◆身体からヘドロ?一時的にでる瞑眩(めんげん)好転反応

ヘドロといえば、ドブ掃除をしたことがある方はわかりますが、ドブの下のほうに溜まっていたヘドロの層をかきだして出すようなものです。

普段は何もしないとそのヘドロがある事さえわかりませんものね。

身体の中で浮かびあがったヘドロ、それが出るときに様々な瞑眩(めんげん)反応が出る場合があります、でもね、それは一時的なものなのでびっくりする必要はありません。

当たり前のこのなのですよ。

ヘドロが出るときに、一時的にだるくなったり、頭痛、めまい、ふらつき、あちこちが痛みだしたり、今まで痛くないところが傷みだしたりします。

また、食欲がなくなったり、吐き気、吹き出物、動悸、便秘、鼻水、目ヤニ、体臭その他という風にこういう状態になることもあります。

これらが自然療法の好転反応ですが、すべて現れるわけてなく一つのときもあります。

出ない人もおり、人によって出方は違うようです。

このことを知らずに、めんげんが出た場合、びっくりしてすぐやめたり、自分には合わないとおもってしまったりしてやめたりするのはもったいない

ですね。

知るということは大事なことです。

◆まず、体内の汚れを流すこと。そこから改善がある

好転反応は、生みの苦しみという感じです。まず、ここをね、通ると希望が見えてくるんですよ。

自然療法の好転反応は何度か起こります。

良くなったなぁ~と思えばまたカクッと調子が落ちる、また良くなるを繰り返します。

でもね、安心してください。

それは、一回目の好転反応で出し切れない体の中の汚れヘドロが、少しずつ流しだそうとする働きなのです。

何度も下痢をしたり、ガスが出たり身体の中からのサインがでます。

一般的に熱が出た!といえば、すぐ解熱剤を飲んだりしそうですが、熱がでるということは白血球が活発になって活動してきたということになるので

すよ。

ヘドロを外に出すことで、浄化槽の役目の弱っていた肝臓や腎臓がまた活気を増してくるということなのです。バンザーイ!な出来事なんですよ。

これは、化学薬品ではなしえないことなのです。

この好転反応で調子がわるくなるのはだいたい、2~3日で長くても一週間で終わります。

こうやって、少しずつですが体質が改善されていくものなのです。

自然療法を始めて調子が良い悪いということに惑わされないで体内ヘドロを出すおもいで続けていってほしいと思います。

現在医学は、病気を抑え込むものです。

自然療法は根本療法として、身体の中をキレイに掃除浄化して流しだすを繰り返し、病気の根を断ち切る事を目指します。